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自殺したドミニク・ヴェネール氏ってこんな方
美智子皇后の御歌集「瀬音」が竹本忠雄氏によって仏訳されました。それについて『新歴史評論』誌に書かれたドミニク・ヴェネール氏の巻頭論文『日本ー華と鋼鉄』です。長いですが、是非ご一読を。

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一八六八年の明治維新から一九四五年の敗戦まで、古きこの大和の国が嘗めなかった辛酸があるであろうか。
維新以前の日本は、当時のヨーロッパ列強の強欲をよそに、ひたすら自己沈潜をはかってきた。その間、日本は、アレクサンドロス大王以前のギリシアさながら、世にも稀なことに、ひたすら自らの国風の練成につとめてきたのだった。かくして形成された文明は、日常の立ち居ふるまいに至るまで祭儀的色合を帯び、このうえなき優雅が蛮勇をも排除しない性質のものとなった。それというのも、日本文明を灌漑する水は、無窮の皇統から流れ来たるとともに、自刃をもって全うされる武士の高貴厳正なる道徳によって培われてきたからにほかならない。

一八五三年、ペリー提督の「黒船」来航という国難にさいし、当時日本がこれに応ずる技術上の準備なきことは、けだし当然であった。しかし、いかなる国も日本以上に、はかりがたく怖るべき西洋の技術力に立ち向かう精神を保有した国もなかったであろう。いかなる国もまた、日本以上に、二十世紀の波瀾万丈に立ち向かい、そこから生き抜く力を有した国もなかったであろう。

本誌日本特集を編むにあたり、編集子は、今上陛下の皇后美智子様の『セオト』を再読三読させていただいた。背の君、今上陛下に至るまで、日本の歴代天皇は、神話の伝える太陽女神アマテラス以来、なんと百二十五代にもわたって万世一系を貫いてきたのだから、驚きである。自らの過去を忘却否定するのに躍起の国、フランスの子たるわれら、こう聞いて、ただ、茫然自失のほかはない。かくては、小生、「至尊調」の響き玲瓏たる、これらの御歌を繰りかえし拝誦する次第となったのである。

人、もし、不滅の日本を深層より知らんと欲すれば、よろしく本書を味読せさるべからず。真っ先に、皇太子浩宮殿下の加冠の儀を詠まれた長歌の最終四句を引用させていただく。

御祖みな 歩み給ひし
真直なる 大きなる道
成年の 皇子とし生くる
この道に今し 立たす吾子はや


この御歌が詠まれたのは、何と、一九八〇年二月、アメリカナイズされたと云われる日本においてなのである。ビジネスライク、民主主義、平和の日本、そしてヒロシマから三十五年も後のー。

そしてまさに、その黙示録的爆撃から五十年目、一九九五年に、皇后は、かぎりない抑制をこめて次のように歌っておられるのだ。

被爆五十年 広島の地に 静かにも
雨降り注ぐ 雨の香のして


その前年のことであった、皇后が、それより半世紀前、硫黄島の死闘で日本軍将兵が玉砕をとげたことを偲び、こう手向けられたのは。

慰霊地は 今安らかに 水をたたふ
如何ばかり君ら 水を欲りけむ


もう一首、終戦(一九四五年)記念日に詠まれた御作品を揚げよう。

海陸の いづへを知らず 姿なき
あまたの御霊 国護るらむ


嘆きなく、恨みなく、涙なし。
いや、涙は、われら読者の眼に溢れざるをえないのだ。一語一語の重み、わけても≪あまたの御霊 国護るらむ≫の喚起する感動にー。

これらの調べこそ、つつましき情感をもって歌われた永遠の大和魂への讃歌なのだ。どうしてわれら、これに感奮なきを得よう。懶惰に眠るヨーロッパ諸国の民族魂を目ざませるべく、あらゆる逆風に抗して挺身しつつあるわれらとしてー。(訳:竹本忠雄氏)

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先日、ノートルダム寺院で自殺したドミニク・ヴェネール氏とは、こういう人です。

フランスのミシマ事件



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