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小津安二郎作品「東京物語」+「秋刀魚の味」


年明けからお腹のところでずっと蠢いていたバイ菌がスッと消えた感じ・・・皆様、ご心配おかけしました。 お見舞いありがとうございました またポツポツ、独り言再開デス、ヨロシク。

私、若い頃は洋画一辺倒の映画オタクでした。 まだビデオのない時代。 こちらに来てから小津監督などとても高い評価を得ており現在でもパリなどで小津作品を上映しているのを知りました。 でも観る機会はありませんでした。 それがやっとDVDを借りて「東京物語」と「秋刀魚の味」を観ることができました。

こちらに来てからは、映画は仏語ですので、複雑な内容は理解できず、単純な勧善懲悪モノしか観ない、いえ、観れないのですね。 細部に魂は宿る、ということで、言葉の細部が理解できなければ内容は分からない。 それに今の映画はどれもこれもスペクタクルというかバイオレンスというかもう年寄りにはついて行けんというか・・・昔はヴィスコンティなどの小難しい映画が好きだったのですが、今は現実自体が複雑すぎて・・・ ・・・ということで言葉の分かる日本映画、そして「三丁目の夕暮れ」みたいなシンプルなのを好むようになりました。 難しいことを考える必要のない作品デス。

で、「東京物語」 私は昔ながらの木造家屋が大好きでして、日本にいるときも田舎の木造家屋を借りて「寒い~」と文句を言いつつ住んでいましたので、もう昔の家を見ているだけで涙モンでした。これは「秋刀魚の味」も同じ。 現代家屋は密閉感があって、たとえ寒くても外にスッと抜けていないと精神的に圧迫感があってダメなんですよ。 そんな意味でパリのアパルトマンなんて全然ダメ、住めません。

そして何といってもこの会話。

周吉 「欲を言や切りァにゃァが、まァええほうじゃよ」
とみ 「ええほうですとも。よっぽどええほうでさ。わしらァ幸せでさあ」
周吉 「そうじゃのう。 まァ幸せなほうじゃのう」 

昨今の「権利・権利・権利」の大合唱。 頭がクラクラしていますので、こういう言葉を聞くと心が洗われるというか、私たちは何を失ってしまったのだろうか、というか涙が溢れてきて仕方がありません。

それとまあ、立ち振る舞いの品のよさもそうですが、何と言葉遣いのきれいなこと! 最近になって偶然、私が幼稚園や小学生時代の、つまり40年も前の話ですが(苦笑)、学校の担任と母との連絡帳を見つけました。 風邪で学校を休ませるとかの簡単なやりとりが文章で書かれているわけですが、そこにある私の母の言葉遣いが、それはそれは丁寧な敬語でして、ビックリし、かつ現在の自分自身の言葉遣いを恥じてしまいました。 つまり当時はみんなそういう言葉遣いをしていたわけですね。

さて、この作品1953年のもの、「秋刀魚の味」は1962年のものです。 1953年とは日本が主権回復してからわずか2年後。 それまでは米国占領下にあったわけですね。 GHQが秘密裏に焚書などの占領政策をし「日本=悪」の洗脳を行なっていました。 周吉氏は以前教育関係で働いていたそうですから公職追放で首になったのかもしれません。 次女は小学校の教師のようですから、日本国憲法に従って「自由平等」思想教育も入り込んでいるのでしょう。 上層には左翼が入り込んでいるのですね・・・そんな時代が見えてきます。

ところで全然話は変わります。フランスに「Hisoire(歴史論評)」という結構知的な雑誌があります。もう2年も前になりますが、日本の特集が組まれておりまして、縄文時代から現代に渡るまでの分析が載っていました。 先日図書館にあったので目を通しました。 「イヤだな」と思いつつ「でもこれだけの知的雑誌なのだから、もしかして裏切ってくれるかも・・・」と期待もしつつ・・・でもやっぱり嫌な予感は当たりました 太平洋戦争における「日本軍の残虐性、南京大虐殺 性奴隷などなど」 大きなサイズなのですが2ページに渡り写真入で論文が・・・。 この国の、これだけの知識人にしてこの認識! もう絶望的です。

「東京物語」には、直接的には出てきませんが次男は戦死しているし、「負けちまったナァ」なんて会話が出てくる。 「秋刀魚の味」では。海軍時代駆逐艦あさかぜの一等兵曹だった坂本が、あさかぜの船長だった周平をさそってバーで軍艦マーチにあわせて行進してみせる。それにバーのママと周平が応えて敬礼している・・・そして上記の会話に代表される日本的謙虚さ・・・うまく言えませんが、私の言いたいこと、分かっていただけますか?

映画の中の日本人には、やましい事をしたなんて罪悪感はちっともないように見えます。 ということはこれをつくった監督にもないということでしょう。 それに「これで十分幸せな方だよ」という謙虚な心を持つ日本人 ・・・ つまりですね、これらの映画で描かれている当時の日本人の性格と、やったといわれる日本軍の悪行がどう見ても一致しないのですよ。

小津映画はこちらで高く評価され、今でも人気がある。 こちらの人はそれを受け入れているわけです。 その人たちがどうして南京大虐殺などの話を同時に信じることができるのでしょうか?日本人は実は二重人格なのか? どう考えても矛盾・破綻している・・・。 何かが変だとは感じないのでしょうか?

私は、こんな気のいい、真面目で一生懸命で謙虚な日本人を偉そうに断罪する連中を許しません。 私は日本人の側に立ちますよ 



 
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(非公開コメント受付中)

No title
 サブカルチャーとメインとは違うということなのでしょうか。

 反日の韓国でも、J-POPなんかが大流行していますしね。

 フランスでも、日本のアニメは人気があるのではないですか。

 学問は観念的になりやすいので、おかしな研究をしている人間が多く生息しています。

 基本的に、大学世界はサヨクが隆盛ですからね。

 しかし、日本の蛮行を糾弾するなら、何百年にも渡る欧米のアジア植民地支配については、どのような見解を持っているのでしょうか。


運動会の応援は軍歌でした
数年前、BSで全小津作品を放送しました。
レベル、高いですね。
秋刀魚の味でしたか、笠智衆と加藤大介ともう一人の会話の中に戦地での話をする所があったと思いますが、単に「みんな苦労したな」です。
当時の出征した人の感想は、皆此れだったと思いますよ。
東京物語では息子が戦死しているのに、その事は何も言いません。

私の記憶でも、昭和30年代までは、こんなものでした。可笑しくなったのは、昭和45年に本多勝一が朝日新聞で「中国の旅」を連載し始めてからではないでしょうか。そして昭和47年日中国交回復です。

小津安次郎はシンガポールで、インド国民軍の映画を撮る予定があったそうです。終戦で実行されなかったようです。


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