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まるこのおぼえがき

(旧)地球の反対側で愛をつぶやく

インテリジェンス



知という文字は矢と口からなっている。
知が矢と口からなるのは、知性の攻撃的機微を象徴している。矢も口も攻撃の武器にほかならない。インテリゼンスを単に「知性」と訳して、恬然(てんぜん・すましていること)たれる日本人に災いあれ。
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(日露戦争の)日本勝利のニュースはアジアでは大きな興奮の渦を巻き起こし、ネルーもボースも眠れなかったと記している。同盟国のイギリスでもだが、白人世界ではロシア敗北は不機嫌な雰囲気で受け止められた。ロシア海軍消滅の報は、愉快なニュースではなかったのであり、これが20世紀初頭の世界の精神状況だったのである。
日本人は気づいていないのが、ロシア海軍が消滅したら、太平洋において日本の連合艦隊に対抗できる歓待は存在しなくなっていた、という風景である。
アメリカは「オレンジ計画」の策定に着手している。「オレンジ計画」というのはアメリカの対日作戦計画のコードネームであある。
アメリカは何も日本だけの作戦計画を策定していたのではない。対独戦は「ブラック」、対英戦は「レッド」と呼ばれた。だが、今次の対日線へいたる軌跡が驚くほど「オレンジ」計画をトレースしているのは偶然ではない。
毛沢東も孫文も、日露戦争の日本勝利に感激していた。そのとき同時にアメリカの対日作戦計画の策定がスタートしていた。インテリゼンスとはこうしたものだという常識を、我々日本人は知っていなければならない。

(上下ともに『日本人か知ってはならない歴史』より引用)
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『インテリジェンス』=『知性』= 物事を考え、理解し、判断する能力と日本の辞書にはあります。

物事を考えるには何が必要か? 『言葉』です。私たちは『言葉』によって何かを考え、何かを表現する。『言葉』は力であり、武器である。特に外交=『言葉』による戦争ということができます。

『言挙せず』…「日本は神国である。一切を照覧する神があり、神慮にそむかない限り人々は栄えていく。すべて神慮のままにあるべきで、言葉に出してとりたてて言うべきではない。言葉には精霊が宿っている。多弁は慎むべきものだ」という私たちの祖先の言霊信仰を表した言葉です。

『古今和歌集』の「仮名序」にも、日本の中核を貫く『大和歌』は「花になく鶯」も「水にすむ蛙」も、生きとし生けるものすべてが歌を詠むように、「ひとのこころ(人間の心の真実)をたねとして、よろずのことの葉」となったものである。だからこそ、そこにこめられた『まごころ』が、天地をも動かし、目に見えぬ鬼神をもあわれと思わせ、男女の仲をも和らげ、猛々しい『もののふ』の心を慰めることができるのだとあります。

…こういう今に続く言霊信仰が生きている我が国と、『初めに言葉ありき』の一神教キリスト教世界、あるいは『知』という字を『矢』と『口』でつくる支那世界、あるいは、イスラムは知りませんが、これとて一神教ですから似たような認識でしょうが、つまり日本以外の世界との無意識下における違いに、絶望的になってしまうのです

彼らが、良くも悪くも『国家百年の計』でもって戦略を練っているのに対して、我が国のあまりに場当たり的な対応に関しても…

この民族の欠点(現代社会においては、滅亡に繋がる致命的な欠陥です)を乗り越えるためには、まずはそれを『認識』することから始めなければなりません。


 

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2008/06/24 [17:51]

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