
八目山人様にお答えする形で、フランス仕事事情エントリーを続けさせていただきます。
日本では新卒、未経験者が会社に就職後、その会社内で技術を学んでいく方式でしょう。 基本的に営業から始まって一通り経験し、その会社体制全体を学ぶ。 会社がどう動いているかを一応知っているし、ある程度自分の所属分野以外でも対応できるジェネラリスト。
こちらは専門性が高い。営業なら営業のみ。 銀行の窓口でも何でも担当者がいないと何も分からないし、先へ進まない。横のつながりがまるでない。 仕事内容は会社外で学ぶというのが基本ですから、たとえばマネージメントはマネージメント学校を卒業した者とか、流れ作業労働者は他の技術を自分で取得しない限り永遠に流れ作業労働者とか・・・。 ある程度の技術を学ぶために、26歳くらいまでなら職安に色々なコースがあるようです。失業者などは無料で受けられると思います。(PC教室だとか日本にもありますよね)
もし日本型を欧州型に変えるのでしたら、技術を学ぶというのを会社の外で学べるように根底から変えなければならないでしょう。「会社家族」ではなく「技術をもった個人の集まり」
英仏戦争のトラファルガー海戦で英国圧勝の原因は、その体制にあったと言われます。 フランス型は、将校は最初から将校へ方式。それに対してイギリスでは、まず漕ぎ手から経験させる方式。 指揮官が紙の上の空論ではなく実践の船の動き方を熟知していたから。
横のつながりがない社会は、日本人には信じられないほどギクシャクしています。 日本の場合は「察しの文化」というか大きな部分を個人の犠牲(?)の上に成り立っているのが分かります。 もし誰もが「私の仕事はココまでよ」とキッチリ割り切ってしまったら、社会は動かない。 社会あるいは仕事とは白黒はっきりしたものではなくてグレーゾーンというのがとても多いと思いますので・・・。
週35時間労働というのは「各人の労働時間を減らして、雇用者の数を増やそう」という趣旨でした。で、現実は、雇用主は、出費が多くなるから労働者を増やしはしなかった・・・で、結局今までの雇用者の仕事が増えるだけでした(書類上は35時間なので、その時間内で同じ仕事を終わらせなければならない。終わらなければサービス残業)。 サルコジ大統領は、この35時間の制約をはずしましたが、組合の猛反対に会い「35時間しか働きたくない奴はそれで結構。稼ぎたい奴はもっと働け」と。
それから医療保険、年金制度・・・すべて職業別という感じで、サラリーマンはすごく保護されていますが、自営業は掛け金もメチャ高く厳しいです。 最低社会保障費自体が高く、始めて3年は低く抑えられているとのことですが、それからグンと上がる。儲けがあるなしにかかわらずですから真っ青で、これで儲けがでようものなら更にメチャクチャ取られます。 日本だと公務員サラリーマン以外は一律国民年金ですが、これが自営業のその形式によって複雑怪奇に分かれています。 仕事の種類が変わるたびに健康保険やら年金やらの管轄が全部変わるので、その都度提出書類だ何だかんだと「くわーッ?」状態になります

自営業は3年たつと税金他がググンと上がるので、多くの人が3年で潰して新しい店を始めるとか、社長の名前を毎年変えるとか、とにかく姑息な防衛策を行なっています

日本人みたいにボ〜ッとしている正直者は取られるだけ取られてしまうのデス。 雇用主も失業対策で、労働者を雇った場合最初の一年は税金免除、なんてのがあると新たに雇った労働者を一年で首にしてまた新しい労働者を雇い直したり・・・を繰返したりするのですね。 年齢が上がるとそれなりに給料も上げなければならないので、熟年解雇も多いようです。 すると熟練した労働者がいなくなる。 Bさんは解雇された時自分の持っている顧客情報を全部持ち出して、それで後で会社と取引したと言っていました。・・・とにかくこういう話は限がありませんが・・・
常に臨戦態勢でいないといつ足元をすくわれるか?という感じですね。まあ、支那と比べたら数百倍マシなんでしょうけど。 不信社会(?)を国の福祉体制で補っているという感じ?でしょうかね? 個人個人はいい人が多いんですけど、何で仕事となるとこう動かないんだか理解に苦しむ・・・。
ついでにストは頻繁です。 鉄道はもとより、学校の先生も、郵便局も、会社の労働組合も、警察なんてのもありました・・・先日は銀行がストでお休みデスタ

日本は動かないとのことですが、今回の麻生政権を見ていても、日本の内閣総理大臣は大統領と比べて立場が弱すぎる気がします。権限がなさすぎる。 任期だって最低4年くらいはあげないと、2年では良くも悪くも何もできないでしょう。 サルコジ大統領は強いですけど、前シラク大統領はムニャムニャやっていたのですから、個人差というのもありますが、大統領の権限自体が日本の総理大臣とは比較にならないほど大きいのだと思います。
日本は何たって
独裁を世界一嫌う「和をもって尊しとなす」国家ですからね、良くも悪くも。 平和時はいいですけど非常時には弱い。 独裁体制が必要な戦時中でも総理大臣がコロコロ替わっていた国ですから・・・

日本の労働体制も、学ぶべきは
昔の日本だと思っています。 昔の日本の思想をどうやって今の時代に置き換えて実現するか・・・欧州型、もちろんいいとこる参考にすべきところは沢山あると思いますけど。反面教師にすべきところも。 でも切られた木の根っこにまったく違う木を挿し木しても育たない ・・・ 今こそ我が国2000年以上の歴史を学ぶ時だと思います。温故知新。 ・・・日本人とは何か? 日本人にとって「働く」とは何か? 豊かさとは何か? 真に助けるべき「弱者」とは誰なのか? ・・・ 全部繋がっている。 今回の国籍法しかり。移民計画しかり。
フランスも今回の金融危機で大変でありますが、サルコジ大統領が自動車企業などを政府援助すると演説していました。 だたし条件付で。 フランス国内に工場を持つ企業のみと。
フランス国民の税金で援助するのですから、その恩恵はフランス国民に還元されなければならない。 外国に工場を持ちたければそれは企業の勝手です。 しかしそういう企業にはフランス政府は援助しませんよ、と。
我が国は、政府官僚マスコミ企業家・・・ほとんど支那朝鮮半島在日に乗っ取られていると思います。
在日優遇、支那朝鮮半島人留学生優遇などなどなどなど、日本人がやっていると思うから「おかしい」と感じてしまう。 日本人面をした彼らが政策をつくり動かしていると考えればすべて辻褄が合う。 声の大きな彼らと、その周囲の「和をもって尊しとなす」事なかれ主義日本人の組み合わせ

・・・ 彼らがかの国の国民のために動くのは当然のことでしょうから。 マレーシアとかで政治経済は華僑系が握り、マレー人はバカにされ虐げられている・・・というのと同じ図ですか? このままいけば将来的に日本人の労働条件はますます厳しくなっていくでしょうね。
私思いますが、日本が
戦争のできる国になる、それだけで大半のことは解決できるような気がします。 論理が飛躍しているように見えるかもしれませんが、(私の脳内では)全然飛躍していません。「戦争ができる」と「(実際に)戦争をする」とは万里の開きがあります。 これを行使するもしないも国民の意志によるのですから、国民の気構えが違ってくるでしょうし、仕事を含めすべてのものに対する見方が違ってくるでしょう。・・・今日の愚痴はこれまで。 次回へ続きます

テーマ : 社会 - ジャンル : 政治・経済
コメント
No title
40年前のことですが、国連やアメリカ企業で働いていた先輩が、[60%のエネルギーを「私はこんなに仕事が出来るんだ」と回りにアピールし、残りの40%の力で仕事をしている感じだ]と言っていたのを思い出しました。
やはりフランスとは相当違いますね。でも参考になる事は有ると思います。
日本では派遣社員の契約延長の停止でも、テレビは大問題視しています。正社員との差が有りすぎるからでしょうか。
No title
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No title
>日本では派遣社員の契約延長の停止でも、テレビは大問題視しています。正社員との差が有りすぎるからでしょうか。
日本の場合、八目山人様もご存知のように、癌はマスコミですよ。 彼らが扇動する。
もちろん問題ではありますけど、世界的レベルで見ればどうなんでしょう? 今回のギリシャの学生暴動にしても、若者に職がなく、あっても給料がわずか600ユーロとかのレベルはわけですよね。 何ていうのでしょうか、日本は恵まれている、という認識がまずあって、その中で、より良くするために解決すべき問題は解決してくという姿勢が国民認識として必要だと思います。 日本でも優良企業はあるのですから、そういうのを紹介しどうやっているのかを解説していくとかマスコミの報道の仕方はいくらでもあると思います。とにかく100%完璧なんて国は存在しませんからね。 それに正社員の条件を下げるには労働組合の抵抗が強すぎるとも聞いた事もありますが・・・とにかくマスコミの罪は大きい。
エントリー続きますので、ちょこちょこ覗いてくださいませ(ペコリ)
>サトシ様。応援ありがとうございます。
こんばんは。
>もし日本型を欧州型に変えるのでしたら、技術を学ぶというのを会社の外で学べるように根底から変えなければならないでしょう。「会社家族」ではなく「技術をもった個人の集まり」・・・
やはりそうなのですか。
以前、格差社会をテーマにして拙ブログにてエントリーをしたことがあります。
「格差について考える」http://kotobukibune.blog105.fc2.com/blog-entry-57.html
その中の「11.中途採用と専門性」http://kotobukibune.at.webry.info/200808/article_9.html
で、職業技能を身につける機会を増やしていく必要がある、と述べたことがあります。
今回のカッパ様の記事で、やはり・・・と得心した次第です。
No title
記事拝読。 フランスは福祉が充実していると思いますが、それでもホームレスや超低所得者はたくさんいて、どうして福祉の網の目からこぼれてしまうのかが分かりません。 好きも嫌いも、仕事自体がなくなってきていますし、どんなシステムも一長一短で、ほんとに難しい問題です。
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